上海から2時間、おすすめの観光地~寧波(Ningbo)





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上海から2時間、おすすめの観光地~寧波(Ningbo)

寧波博物館は今年設立10周年!


寧波博物館は外観だけでなく、展示物にも魅力を感じます。2018年の今年、創立10周年を迎えに当たって各種イベントも開催する予定。展示室は毎週のように新しい展示コーナーが設けられ多岐に渡ります。中でも、今年の5〜6月開催予定の古代エジプト展は私たち中国人にとっても、とても興味深いテーマです!エジプトの歴史に触れる機会に多くの市民が集まることを期待されています。

今年の春節からスタートしたシルクロード展は、南京博物館との共同開催です。この2年間、中国として「一帯一路」をテーマに各方面で力を入れていますが、ここでも多くの展示品が集まり、当時の日本や韓国などシルクロードの貿易ルートに沿ってご紹介。皆さんにぜひお勧めしたいのは、3階で開催している大人も子供も楽しめる体験型イベントです。

寧波では国家重点文化財にも指定されている古籍博物館「天一閣」が最も有名ですが、所蔵品のメインは書籍です。スペースが手狭になり、また1973年に寧波市内で発見された「河姆渡遺跡」の文物などは、北京国立博物館へ寄贈していました。寧波博物館の主な収蔵品は、主に80年代以降、世界各地で活躍する寧波出身者(昔から寧波出身者は海を渡り世界へとビジネスを広げていった方々)が寄贈されたものがメインとなっています。

天一閣の中に民国時代、秦康祥一族(寧波一の商人財閥)がそこに住まいを構えており、今の寧波博物館の最上階に秦家の所蔵品を展示するための一室を構えています。その当時を紐解いて行くと、秦氏は晩年上海に住居を移したことが分かっており、博物館の研究員が何度と上海へ趣いては、共に研究をして来られました。現在の寧波博物館の全所蔵品8000点のうちの100点余りにあたりが秦家のものだそうです。

【インタビュー後記】 当時寧波博物館建設時に、市内の中心部に設立することも考え、天一閣の当時の1万平米しかなく、区政府サイドで博物館設立計画が上がっていたこともあり、そこで協議を重ね建設計画を一緒にしたことで、今の広大な土地に立派な博物館を建設することが可能となりました。館内は3000人が同時に入れるほどの広さ(総面積3万平米)で、博物館の構えがアーティステックな建築デザインであることが話題になっていますが、その魅力の一つに博物館の壁面にあります。壁面は、寧波市内で立ち退きとなった家屋に使われていた昔からのレンガが使われていて、いつ生産されたものかが分かるので、寧波の歴史が刻まれたレンガが博物館を支えていることに大変意義があると思いました。寧波の歴史を知るには1844年から開かれた寧波の港の跡地「老外灘」だけを見ても、実は上海の外灘(開港)よりも20年早いのです。寧波は海外に向けて一早く扉を開いた街であることに、改めて寧波の魅力の底力を感じました。